【アニメ】Rewriteの話が難しくてよく分からなかった方のための簡単な解説

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Rewriteのアニメが終わったのでネタバレありの感想と宣伝。主題に関しての賛否はあるかと思いますがひとつの物語としてはやはり個人的には名作かなと思っているので1人でも多くの人に触れてほしいなと。

みたいなことを書こうとしたのですが、はっきり言って分かりづらい作品であることは間違いない。けれども「理解すれば面白いし泣ける」お話なので少しでも伝わってほしい。そう思って分かりづらいところを解説。あくまで考察などではなく「分からなかった人が居たであろう部分の解説」ですのでそんなに深い話ではありません。それと「物語を理解してもらう」ことを重視していますので厳密には違う部分もあるかもしれません。原作ファンの方、その辺は多めに見てください。

ネタバレの有無についてなど

個人的にこのアニメはネタバレとかはあまり関係ないです。というよりも1回じゃ理解できない人が多いらしく、流れを理解した上で触れた方が感動できるという事例をよく聞きます(自分もそうです)。

「1回じゃ理解出来ない」というのはまあはっきり言ってエンタメ作品としては駄目な部類だとは思います。好きな作品だけどそこはやはり否定的。普通は同じノベルゲームを何週もしたり同じアニメを何度も見たりはしません。よほど気に入ったものを何度か見るのは分かりますが、そもそも所見が「えええ・・・」って感じで2度目はそうそう無いだろうと。

でもまあ分かれば面白いので、初見で全く意味が分からなかったのでしたら気が向いたら理解してからもう一度見てください。

自分や周囲の場合

「分かれば面白い」の事例なんですが、自分は初見は原作だったのですがまあ最初は終わったときはポカーンって感じでした。だいたい周囲の人もそんな感じ。けれどもたまたま気が向いたのでもう一度読み返してみたらすごく良い作品だということに気付き、結局今では原作信者になりました。

そして周囲の同じようによく分からなくてあまり感動できなかったという人に「もう一回やってみて」と伝えたらその後信者化した人は多数います。やっぱり「分かりづらいけど分かれば面白い物語」ではあると思うんですよね、ホント分かりづらいですけどww

というわけで以下ざっと解説。

Rewriteの簡単な説明

あくまで「物語」に重きを置いています。なので設定関連は多少ガバガバかもしれませんが気にしないでください。それに加えて好きな作品ですがゆうても最後に原作をプレイしたのは数年前なので少し記憶が曖昧。

とりあえず「分かりやすさ」を重視してざっと説明します。まあ気が向いたら原作をプレイしてみると良いかと。今ならハードオフで1500円くらいで買えるかと。分厚い設定資料集もついてます。

結局どういう話なの?

環境破壊という説教臭いテーマをファンタジーに落とし込んだお話です。

地球の資源が無くなって人類はいずれ星とともに滅ぶという感じ。細かく言えば違うんですが、簡単に言えば地球を擬人化したのが篝で資源がアウロラという生命の元みたいなやつ。人類は星を食い荒らすからシミュレーションするとすぐ死ぬ。人類に生き延びて欲しい星は「救済」という形で何度も星をリセットしてます。それが月で篝ちゃんが見てた枝の設計図みたいなやつ。

実際は原作ギャルゲーの個別ルートだし平行世界として全部あるんですけどまあこんな認識でいいです。

今までの世界は篝ちゃんが人類は滅ぶと判断したから救済を起こした、もしくはそれを阻止しようとして狩猟者が鍵を殺して滅びてました。なのでどうすればいいかというと「人類が滅びない未来の可能性を篝ちゃんに示す」ことが正解になるというお話でそれが「良い記憶」というわけです。

最後は瑚太郎くんが頑張って示しました。お疲れ様です。

「良い記憶」とは?

この辺自分の解釈が大分あるのでひとつの例としてくらいに捉えておいてください。

個人的には「母の愛」みたいなものかなーと(独身男性が言ってもアレなんですがww)

親が身を挺して子を守ったり、もっと自然界の野性的なものでいえば親を殺して生まれてくる子供もいますよね。蜘蛛とか。母なる地球から生まれた子である人類は星を食い荒らして生きています。けれども星を喰らい尽くしても、それでも生き延びてほしい。広がっていってほしい。そう思うのが親であるのかなーと。そういったお話です。

「生きようとする意思」を全肯定してくれる、なんとも優しいお話。

と自分は思っています。

要は明確な単語で言えば宇宙開拓のこと。

【余談】宇宙に興味を示す篝ちゃん

おそらくこのオチを知らないと初見さんが「なんのこっちゃ?」になるのが、終盤唐突に出てきた「篝ちゃんが宇宙のニュースに興味を示す」というエピソード。意味が分からないと本当に何のためのシーンなのかという部分なのですが、今の人類には夢物語でもある星の移住の技術や可能性の話を篝ちゃんに聞かせてるシーンはなんか色々こみ上げてきて泣ける。

最後どうなったの?

人類は「とにかく生きるマン」になりました。星の資源が無くなったので自分たちの生命を使った魔法「魔物使い」と「狩猟者」の技術を開放してみんなで使って共存して仲良く生きることに。子どもたちが今後もやっていけそうなので篝ちゃんは安心しました。

けれども救済は既に始まっているのでそれは止めないといけません。篝に出会って篝に恋をした瑚太郎くんですが最後は篝ちゃんを殺さないといけません。

とてもツラい。けれども篝ちゃんはそれを受け入れてますよというエンド。

ざっとまとめると

ラストで流れたED曲「CANOE」、アニメでは半端に途切れてしまいましたがあの曲の歌詞が人類の選んだ未来そのものです。

terra編以降のあの選択肢みたいなのは何?

見たまんまの選択肢。原作にもあります。

全体として「色々と人類が生き延びるためのシミュレーションをしたけどことごとく失敗しました。terra編は最後にたどり着いた正解のルートです」というお話なので本当に選択肢そのままです。

ちなみにこれが個人的にこのゲームの原作が好きなところです。固定された選択肢を選び続けるterraなのですが、ギャルゲーの選択肢のシステムとストーリーを上手く組み合わせていてすごいなと思っています。エロゲ末期の集大成感ある。しゅごい。

この正解の選択肢が、月で篝ちゃんが探して瑚太郎くんと一緒にたどり着いた人類存続のルートです。っていうお話。

全体的に生命を船旅に例えている節があります。CANOEという曲のタイトルも船のことです(あのカヌーです)。篝ちゃんは生命の船旅を導く「篝火」なのですよということで瑚太郎くんは「篝火を追うもの」になる。

ちなみにアニメの最後の選択肢、原作ではもっと衝撃的になっています。「絶対に嫌なんだけどそれでもこれしかない」感がすごい。全然ストーリーを理解できなかった初見でもアレはものずごく印象に残りました。

1期と2期のmoon、terraの世界って何なの?

厳密には超ややこしいしこれがストーリーを分かりづらくしてる大元でもある。ただのヲタクの病気みたいなものだし本筋ではどうでもいい設定が色々あります。こまけえこたいいんだよ、興味があったら原作を買って設定資料集を以下略

厳密には違うんですが「物語を理解すること」重視でざっと説明すると、地球は何度も滅んでやり直していて、月で篝ちゃんがそれをシミュレーションしていて、terraが最後の滅ばなかった世界の地球。1期は滅んだ地球。moonは普通にアレ月にいるんです。最後にチラっと言うだけだし分からない人は分からないと思う(自分も分からなかった)。

篝ちゃんって全部違うの?

これもややこしい。

とりあえず「全部違うけど同じみたいなもん」くらいの認識でいいです。ただ、同じみたいなもんだけどやっぱ一応違うんです。ホントややこしい。

また分かりやすさ重視で簡単に言うと、月の篝ちゃんはずっと1人でシミュレーションしてる篝ちゃん。地球の篝ちゃんは人類がダメそうだなと判断したら現象として出てくる篝ちゃん。大体そんな感じ。

月の篝ちゃんと恋に落ちて、人類存続のために地球の篝ちゃんを殺す。けれども良い記憶である宇宙開拓の意思の手始めみたいなものが、月の篝ちゃんにまた会いたいという思いだったみたいなのがmoon・terraでやってたこと。ホントややこしい。

瑚太郎くんって何なの?なんで歳が違ったりしてるの?

魔物だったり年齢が違ったりと色々ややこしい設定が多い。この辺も大筋はどうでもいいのでざっと。

瑚太郎くんは人類が生き延びるために鍵を殺す「鍵の反作用」の存在みたいなもんです。そんな感じのことをmoonでも言っています。

1期の瑚太郎くんはterraで初めて篝ちゃんに会ったときに殺されて、そこを小鳥ちゃんに魔物化されて老化が止まったままterraの幼ヒロインたちと同い年になったという設定。「今まで地球が滅びていたのはそもそも反作用として篝ちゃんを殺さなくてはいけなかった瑚太郎くんが死んでたから、terraでは篝ちゃんと恋に落ちることにして死なないルートにしましょう」みたいなのがterraの流れのひとつ。

なので1期は本来同い年の今宮さんや西九条さんが高校生の頃に殺されてそのままな瑚太郎くん。terraは死ななかったときの流れをそのままって感じです。

1期とterraの時間軸ってどうなってるの?

厳密に設定で言えば地球はやり直しているので数十億年単位で違いますがまあそこはどうでもいいとして。

同列に並べると1期はterraのEDの頃の1年くらいの出来事。terraはその10年以上前からの数年間といった感じ。terraの救済は1期よりも大分早く起こったことになるのかな?今宮さんと西九条さんを基準にすれば分かりやすくなるかも。

魔物使いと狩猟者について少し詳しく

これも設定関連なんですが一応ここは個人的に少し大事。アニメでは説明が不十分だったりした気がしなくもない。

両方とも人間の生命のエネルギーでなんか魔法みたいな力を使う人です。最初の頃にあった、何かあったとき「自分を変える」か「世界を変える」のどっちの行動を取るかみたいな質問。アレがそのまま両者の資質になってるんですがこれはまあゲームのルート分岐の意味合いもあったり。

自分を変える→肉体強化的な超能力で狩猟者の超人、世界を変える→自分のエネルギーを別の形で世界に具現化するガイアの魔物使いという風になります。

個人的にRewriteの世界観は「内向きのメンヘラと外向きのメンヘラがいがみ合っている」と認識しています。

超人のチカラの源は自信だからそれが無くなるとポッキリ折れてしまうらしいみたいな話がありました。「昨日まであんなに元気にしてたのに自殺してしまうなんて・・・」というような周りからは全然見えないけど実はこっそり内に溜め込んでたタイプのメンヘラが超人。

逆に魔物使いは作中でも完全に怪しい宗教にハマってしまっています。いかにもメンがヘラってて、新興宗教やマルチなんかに騙されたり、リスカとかしてそうなメンヘラが魔物使い。

みんな色々抱えていて大変なんだなぁ(小並感

まとめと感想

とりあえずこの辺で。また思い付いたら書き足します。分からなかったこととかあったりしたら聞いてくだされば可能な限りは答えます。

が、まあ原作買って以下略

というわけで軽くアニメの感想などを書いてまとめ。

1期のエンドについて

1期のエンドは原作に無かったアニメオリジナルの篝ちゃんルートらしいです。良い記憶も示せなければ篝ちゃんを殺すことも選択できなかった、愚かで駄目なヒューマンの瑚太郎くんです。terraの対比としてすごく良かったなと個人的に思っています。

原作信者として残念に思ったところ

terra以降の尺の足りなさはまあ色々都合があるのだしまあ仕方ないですが・・・できれば4クールでやってほしかった・・・。

のはまあ良いとして、一番残念だったのは1話です。以前も書きましたがアレを見て以来めちゃめちゃ落ちてて完全にクソアニメだと思っていました。もう無駄に意味深なこととか変なものいっぱい見せておけばいいみたいな、「クソアニメのテンプレ」をことごとくやってのけた辺りが本当に嫌でした。

そしてそれがRewriteのひとつのキモだった「日常→非日常」の流れを全てぶち壊してしまったなと感じていました。本来のRewriteはアニメ2話以降のオカ研でワイワイやってて、その中で色々世界に不思議があったりして楽しいなーってなってるところに、急に訪れる絶望と実は世界の不思議は全て現実でしたという一気に世界が変わる瞬間が良かったんですよね。あそこから一気に面白くなる。

それを最初から全部ネタばらししてしまうのはすごく大きな楽しさのひとつを台無しにしてしまったのでとても悲しかったです。

でもまあ分からなくもないです。日常パートからいきなり見始めても視聴を継続してくれるかは分かりません。その辺はゲームとアニメの違うところということで、最初からある程度視聴者を確保しなくてはいけないだろうなという事情は分かりますし、やっぱりアニメならそうするべきかなとも思います。

ただそれでもあの1話は・・・アレは・・・。

って感じです。

原作を買って

まあなんというか原作の方がやはり良いし情報量も多いので理解できれば面白いです。ただ原作は難解で初見では自分もあまり分かっていませんでした。

しかしアニメを見て大体流れが分かったのであれば、多過ぎる情報を消化するのはいきなり原作初見よりはずっとラクかなと思います。

アニメを2周見るのも良いですが、せっかくなので気が向いたら2周目は原作でということもひとつ考えてみてはどうでしょうか。個人的には本当に「すごく良い物語」だなと思います。今後の現実での人類がどうなるかは別として。

元の初回版のリンクが何故かアダルト認定されたので新しい方を貼っておきましたが、初回版の方ならamazonの中古で1500円くらいで買えます。こだわりの無い方はそっちの方がオススメ。

最後に

こんな感じなのがRewriteのお話です。

つまり瑚太郎くんを陰から支え、良い記憶として人類を導いた真の立役者はヤスミンであり、ヤスミンこそが真のヒロインで正妻なのであります。

コメント

  1. より:

    原作ファンのみなさんは口を揃えて「原作をやれ」と言いますよね。
    アニメの時もひたすら「これからが本番」、「後々説明されるから」と言っておきながらやっぱり説明不足感が漂い、しまいには自分達が否定的な姿勢になるという。
    狼少年ではないですが、多分ほとんどの人にはもう何言っても信じてもらえないんじゃないですかね。

    • みたーそ@管理人 より:

      >あ様
      コメントありがとうございます。

      うーん・・・何というか説明が難しいんですが、本当にただ難解なだけなんですよね・・・。
      個人的には「これからが本番」というのも間違いではなくて、結局アニメで言えば2期4話くらいからのterraが完全にメインのお話で、それ以外はぶっちゃけどうでもいいとかそういう意味での「これからが本番」かと。
      伏線を回収したりとかそういう部分がメインの面白さではないと思っているのでその辺を期待して観ていると説明不足で面白くなく感じてしまうかもしれませんね。

      ただやっぱり変に説明不足な部分がお話の根本的な面白さを大きく邪魔していると感じる部分もあるのでやはりその辺は自分もどうかとは思います。
      まあ2クールでやるには情報量が多過ぎたのかなと。
      原作ファンとしてはまあ許せる面白さではありましたけどやはりご新規さんには受けない作りだったかもしれませんね。
      個人的にはやはり面白い物語ではあると思いますので興味があれば原作を是非どうぞとしか言えません(苦笑